粗砕機の使用事例

このページでは、粗砕機の活用事例をご紹介します。製塩・製糖関連企業、化学薬品・医薬品関連企業、樹脂ペレット取り扱いメーカー、食品メーカーなど、それぞれの現場でどのように使われているか参考にして下さい。

現場効率を上げる
粗砕機3選

製塩・製糖関連企業の事例

非常に固化しやすい塩や砂糖。出荷する際、固化してしまった塩や砂糖の粗砕に困っている企業は少なくありません。

作業員がハンマーなどを使ってほぐしている現場も多いですが、粗砕機を導入することで、よりスピーディーに効率的にほぐすことが可能です。

機械によっては、固化した袋を傷つけずにほぐせるものや、袋の厚みを整える整袋機能が備わっているものもあり、現場作業の迅速・効率化・省人化に貢献してくれます。

化学薬品・医薬品関連企業の事例

化学薬品や医薬品の製造工程において、袋の中で原料が固化した場合も、粗砕機がおすすめです。

人力でほぐすよりも細かく、効率的かつ安全にほぐすことができるため、拡散率も高まります。粉体処理プロセスは、製品の最終性能を決定する重要な要素です。

樹脂ペレット取り扱いメーカーの事例

樹脂は、柔らかいほどくっつきやすく、大きな塊状となってしまう性質があります。

また、樹脂は弾性が働くため、袋の側面がほぐれにくい点が課題でした。こうした場合にも、粗砕機の使用がおすすめ。

原料投入の際にブロッキングが溜まることもないため、手間もコストも削減することができます。

清涼飲料水の事例

スポーツ飲料や機能性飲料、栄養飲料は、水に、糖類、果汁、乳製品などの原材料、香料・酸味料などの添加物等を混ぜて製造します。

この清涼飲料水を製造する過程でも、原料の固化は課題の一つです。粗砕機なら、より効率的に、衛生的にほぐすことができ、拡散率も高まります。

食品メーカーの事例

食品メーカー用の粗砕機は、食品や野菜を粗く粉砕する破砕機から乳製品の破砕、豚骨などを破砕するボーンカッターなど、破砕原料や用途によってさまざまな種類があります。いずれも、人の口に入るものだからこそ、衛生管理は非常に気になるところです。

効率的に破砕できるだけでなく、日頃の洗浄・メンテナンスも簡単にできる破砕機を選びたいですね。中には、袋を破ることなく中身をほぐせる破砕機もあり、衛生面・作業効率の両方で安心して使えます。

運送・倉庫業の事例

スムーズに運搬する上で、資材・原料などの固化は障害になりかねません。繊維や大型紙管・ロール品、硬質品などの資材・原料の固化には、粗砕機を導入することで、作業の効率化を図ることが可能です。特に、1日に何十トン何百トンもの袋を破砕する現場では、劇的に作業効率が変わるでしょう。

袋の厚みを整える整袋機能が備わっている機械なら、パレット積みによる保管しやすい環境づくりにも貢献してくれます。

肥料・飼料取り扱いメーカーの事例

肥料の中でも、尿素などを含有しているものは、非常に固化しやすい性質を持っています。特有の臭いを持つものもあるため、肥料や飼料の取り扱いには注意が必要です。

また、飼料には、家畜の食べやすさを考えて黒砂糖を添加することがありますが、黒砂糖は固まりやすいため、これをほぐすのにも粗砕機が有効です。手で叩いたり、金づちなどで叩いて細かく崩して使うより、破砕機を活用することで、時間短縮や省人化を図ることが可能です。

まとめ

食品から肥料、資材まで、さまざまな現場で粗砕機を活用することで、生産性や作業環境の改善することができます。一口に粗砕機と言っても、袋から破砕原料を取り出してほぐす機械、固化した袋のままほぐせる機械など種類豊富。

ぜひ現場の課題に合わせた粗砕機の導入を検討してみて下さい。