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粗砕機では食品や医薬品、資材や飼料、廃棄物などさまざまな素材を解砕できます。以下に、粗砕機で解砕実績のある素材について紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
粗砕機では固化した砂糖や塩でもほぐせます。そのほかにもココアやキャラメル、レモン氷塊、ビールホップなどの解砕実績も。また、粗粉砕から微粉砕まで可能な粗砕機では、キノコやみかん皮、乾燥ネギや乾燥ショウガ、さつまいも、唐辛子、にんにくなどさまざまな食品を解砕した実績もあります。
ただし、水分や油分を含んだ素材は機械が目詰まりを起こす可能性があるため難しいようです。
なお、食品用の粗砕機では衛生確保のため容器内を丸洗いできるタイプなど、メンテナンスが容易にできる粗砕機がおすすめです。
袋のままほぐせる粗砕機では、重炭酸カリアンモニウムや、ホウ酸、パラトルエンスルホン酸、ロダンアンモン、硝酸ニッケル、ラクタム、炭酸水素アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸カリウム、グルタミン酸ソーダなどの医薬品も解砕できます。取り扱いに注意が必要な薬品でも、袋から出さずにほぐせる粗砕機なら安全に作業を行えます。
木材や樹脂ペレット、生石灰、セラミック原料、シリカゲル、木炭など、さまざまな資材や原料を解砕できます。たとえば樹脂はくっつきやすく、大きな塊状になってしまうのが特徴。さらに弾性によって袋の側面がほぐれにくいという課題もあります。粗砕機を活用すれば、くっつきやすくほぐれにくい樹脂でも容易に解砕してくれます。
ふすまや大麦などの飼料原料の解砕も可能です。また、家畜が食べやすいように飼料へ黒砂糖を添加することがありますが、黒砂糖は固まりやすいのが難点。そこで粗砕機を活用すれば、効率良くほぐすことができます。
また、化成肥料や化学肥料などの解砕も可能。たとえば堆肥や肥料に尿素を含んでいる場合は固化しやすくなっています。臭いが強いものもあるため、袋のままほぐせる粗砕機などを活用するのがおすすめです。
粗砕機では塊状・シート状・粒状の原料を数ミリ程度まで粗砕できるため、金属や木材、プラスチック、紙類などのチップ化や細断も行えます。さまざまな廃棄物を粗砕することで量を低減できるでしょう。また、葉や皮や芯などの食材廃棄物の粉砕も可能です。
※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)
(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2