固結した原材料を袋のまま砕ける粗砕機はコレ!取り扱いメーカー3選
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細かく砕く微粉砕機・超微粉砕機!粗砕機との違いも解説

微粉砕機・超微粉砕機とは、原料を㎛(マイクロメートル)単位まで細かく砕く機械のことです。ここでは、微粉砕機・超微粉砕機について、特徴や粗砕機との違いなどを分かりやすく解説します。導入をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。

微粉砕機・超微粉砕機とは

粉砕機の一つで、材料を数mmを数㎛(マイクロメートル)程度まで細かくする機械を「微粉砕機」数㎛を1㎛以下まで微細化する機械を「超微粉砕機」と言います。

他にも、1㎛〜0.1㎛までの「サブミクロン粉砕」、0.1㎛以下の「ナノ粉砕」などがあります。

機械は、粉砕機構により円板式、ローラー式、シリンダー式、衝撃式、ジェット式、高速回転式などに分けられています。

それぞれの機構で各社特徴を持った装置が製造・販売されており、その種類はさまざまです。

サブミクロンの単位まで微粉砕されると、粉体の性質が変わるため、機能性食品や健康食品などの製造分野では、単に粉砕するだけでない高度な技術の追求も行われています。

微粉砕機・超微粉砕機の特徴

微粉砕機・超微粉砕機には、それぞれ代表的な機種があります。 主な機種は以下の通りです。

【微粉砕機】

【超微粉砕機】

粗砕機との違い

粗砕機は、大きなものを数センチ程度まで砕く機械です。微粉砕機・超微粉砕機は、材料をマイクロメートル単位まで細かくする機械です。

粉砕機は、粉砕材料をどの大きさまで粉砕するかによって、粗砕、中砕、微粉砕、超微粉砕などに分けられています。

中でも微粉砕機・超微粉砕機は、超微細な精度を要求される粉砕技術のため、目的とする粒度に達した粒子だけをいち早く機外へ取り出す分級機構を持った機械や、不純物を取り除く整粒機などと組み合わせて使う機械などもあるようです。

微粉砕機・超微粉砕機は高精度な粉砕を行う時に使用するのがオススメ

微粉砕機・超微粉砕機は、コバルト・銅・フェライト・炭化チタン・ニッケル・PZT・各種合金・粉末冶金・アルミナといった鉱物・金属や、電極材料・各種電子機器素材、シルクパウダー・食品添加材・有機系添加材・蛍光体・トルマリン・ワックス系材料・各種樹脂・シリカ・セラミックス・有機顔料・各種塗料・顔料・ファンデーション・医薬原料など、さまざまな原料の粉砕に利用されています。

微粉砕機・超微粉砕機まとめ

微粉砕・超微粉砕技術は、さまざまな産業分野からの要求に応えて日々進化しており、1㎛〜0.1㎛までのサブミクロン粉砕、0.1㎛以下のナノ粉砕など超微細化が進んでいます。

粉砕機は、対象物と生成するものの大きさに合った機械を使うことが大切です。導入の際には、微粉砕機・超微粉砕機の特徴や使用法をよく把握して、使用目的に合ったタイプを選択してください。

現場効率を上げる
粗砕機3
このメディアでは現在手作業で行うことの多い固結した砕料のほぐし作業を、袋体のまま砕ける粗砕機をご紹介します。
砕き太郎
砕き太郎
引用元:平野整機工業株式会社 公式HP(http://www.hiranoseiki.co.jp/product/#al01)
  • 特許取得(※1)の特殊加圧ローラーにより破袋しづらくスピーディーに砕ける
  • コンパクト設計ながらな高レベルの安全対策仕様で多種材料に対応可能

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モミクラ
モミクラ
引用元:シンコー化成株式会社 公式HPhttp://www.shinkokasei.co.jp/publics/index/21/
  • 装置自体はコンパクト設計で配置しやすい
  • 粗砕対象粉袋の厚みによりS(袋体の厚みが15cm以下)L(袋体の厚みが25cm以下)の2機種あり

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袋体ブレーカシリーズ
袋体ブレーカシリーズ
引用元:大有株式会社 公式HPhttps://taiyu-kabu.co.jp/breaker/
  • 袋体以外にもファイバードラムなど、異なるサイズの粗砕にも対応
  • 3つの粗砕部品を組み合わせて使用が可能

袋体ブレーカシリーズ
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※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)

(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2