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一口に粉砕機と言っても、簡単に使える家庭用粉砕機から工場などに設置する大型粉砕機までさまざまな種類があります。ここでは、粉砕機とは何か、特徴や粗砕機との違いなどを分かりやすく解説します。粉砕機の導入をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
粉砕機とは、ある大きさの固体材料にエネルギーを加えることで、元の大きさより小さくする機械のことを言います。
鉱石やガラス、セラミックス、穀類や塗料などさまざまな材料が対象です。
粉砕機は、どのくらいの大きさに粉砕するかによって、粗砕、中砕、微粉砕、超微粉砕に分類されています。
作業効率を高める、小さくすることで必要な成分を選択的に取り出す、均一に混ぜやすくする、など、粉砕機の目的はさまざまです。
粉砕機は、摩擦や圧縮の力によって材料を粉砕します。構造は種類によって異なり、粉砕材料を袋ごと挟み込んでほぐすタイプ、袋から取り出して投入口から入れるタイプ、家庭用の小型粉砕機では手動タイプなどもあります。
基本的には、粉砕材料をセットしたら電源を入れるだけで粉砕できる、シンプルな構造です。
粗砕機の代表的機種としては、「ジョークラッシャー」「ジャイレトリークラッシャー」「インパクトクラッシャー」があります。
中砕機の代表的機種は、「コーンクラッシャー」「ロールクラッシャー」など9種類。「ローラーミル」「ジェットミル」といった微粉砕機、「媒体撹拌ミル(アトライター)」などの超微粉砕機まで、さまざまな種類があります。
「粗砕(そさい)」とは、塊を粗めの形に砕くこと。大型成形品や大きなランナーなどを粉砕する場合には、一気に細かく砕くのではなく、まず一定の大きさまで粗砕きするのが一般的です。効率的に粉砕を行うため、またはかさばるものの減容を目的として利用されます。
粗砕機で粗砕した原料を、さらに細かくするために使われるのが粉砕機です。粉砕する大きさによって、使用方法が異なります。
粉砕機は、工場や製品生産工場・研究所・ゴミ処理場、家庭などさまざまな場所で使われています。粉砕機を使えば、大きいものでも理想のサイズに細かくできますし、人力ではできない硬い材料も簡単に細かくすることができます。
最近では、回収した不用品や原料を再資源化・燃料化するためなどにも使われています。
粉砕機とは、ある大きさの固体材料を小さくする機械のこと。どのくらいの大きさに粉砕するかによって、粗砕、中砕、微粉砕、超微粉砕に分類されています。
粉砕機を選ぶ際は、対象物と生成するものの大きさをよく確認しましょう。粉砕機の特徴や使用法を把握して、使用目的に合ったタイプを選ぶことが大切です。
※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)
(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2