固結した原材料を袋のまま砕ける粗砕機はコレ!取り扱いメーカー3選
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破砕機の選び方

粗砕機の選び方

粗砕機にはさまざまな種類があり、用途や条件に合ったものを選ぶことが大切です。まず、原料をどの大きさまで砕くかによって使用すべき機械が異なります。

たとえば数m以上の材料を数cm程度まで粉砕する場合は「粗砕機」を使用し、数cmの砕料を数mm程度に粉砕する場合は「中砕機」を使用します。さらに数mmを数μm(マイクロメートル)程度まで微細化する場合や、数μmを1μm以下まで微細化する場合は「粉砕機」の使用が適切です。

しかし、ひとくちに粗砕機といっても、メーカーや機器によって豊富な種類がありますので、選定条件をはっきりさせてから選ぶべきです。

粗砕機の選定条件

用途に合った粗砕機を選定するためには、「原料の特性」「目標とするサイズや目的」「機械の価格」などのポイントを比較するのがおすすめです。また、メーカーや機器によって「砕き方」も異なります。

原料の特性

粉砕したい原料の特性によって適した粗砕機は異なります。原料のサイズ、形状、寸法、硬度などに適した粗砕機を選びましょう。

サイズや目的

原料をどのサイズにまで小さくしたいのかも機器選びのポイントです。原料によっては複数の処理を行わなければ目標サイズまで小さくできないこともあります。また、塊状の原料を微粉化せずにほぐしたい場合、目的に合った機器を選ぶ必要があります。

機械の価格

粗砕機や粉砕機の導入費用は決して安くはありません、数百万円かかることも多いため、後悔のないよう用途に合った機器を選びましょう。

原料によっては相性が悪い機械もある

原料の特性や目的に合った粗砕機でなければ、上手く粗砕できないことがあります。たとえば「サイズが合わず、原料を投入しにくい」「原料の硬度に合った粗砕機の能力がない」「目標サイズまで小さくならない」などの失敗の可能性も。また、「粗砕時に袋が破けてしまった…」というケースもあるようです。

せっかく粗砕機を導入したのに、満足する結果を得られない…ということにならないよう、破砕機選びは慎重に行いましょう。

構造と特性を検討して選ぶのが大切

粗砕機を導入するときは、原料の特性・目的・サイズ・価格等を踏まえ、機器の構造や特性をしっかりと確認してから選びましょう。

粗砕機のなかには「袋を破かずに均一に砕ける」機器もあります。原料の方さに応じて圧接力を調整してくれるため、幅広い粗砕が可能。このサイトでは袋体のまま砕けるおすすめの粗砕機をピックアップして紹介しています。各機器やメーカーの特徴も紹介していますので、ぜひ粗砕機選びの参考にしてください。

現場効率を上げる
粗砕機3
このメディアでは現在手作業で行うことの多い固結した砕料のほぐし作業を、袋体のまま砕ける粗砕機をご紹介します。
砕き太郎
砕き太郎
引用元:平野整機工業株式会社 公式HP(http://www.hiranoseiki.co.jp/product/#al01)
  • 特許取得(※1)の特殊加圧ローラーにより破袋しづらくスピーディーに砕ける
  • コンパクト設計ながらな高レベルの安全対策仕様で多種材料に対応可能

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モミクラ
モミクラ
引用元:シンコー化成株式会社 公式HPhttp://www.shinkokasei.co.jp/publics/index/21/
  • 装置自体はコンパクト設計で配置しやすい
  • 粗砕対象粉袋の厚みによりS(袋体の厚みが15cm以下)L(袋体の厚みが25cm以下)の2機種あり

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袋体ブレーカシリーズ
袋体ブレーカシリーズ
引用元:大有株式会社 公式HPhttps://taiyu-kabu.co.jp/breaker/
  • 袋体以外にもファイバードラムなど、異なるサイズの粗砕にも対応
  • 3つの粗砕部品を組み合わせて使用が可能

袋体ブレーカシリーズ
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※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)

(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2