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中砕機とは、原料を10mm~数mm程度に粉砕したい場合に使われる機械のことです。ここでは、中砕機について、特徴や粗砕機との違いなどを分かりやすく解説します。中砕機の導入をお考えの方は、ぜひチェックしてみてください。
粉砕機の一つで、十数~数cmの原料を数mm程度に砕く機械のことを中砕機と言います。
粉砕する際に、粉砕原料にどんな力が加わるかによって、圧縮式、せん断式、衝撃式、円筒回転式、円板回転式、高圧気流式、媒体撹はん式などに分類されます。
各メーカーから多くのタイプが製造・販売されており、その種類はさまざまです。中砕機を選ぶ際には、原料の性質、製品の目的、処理能力、消費動力、粉じん対策、メンテナンスなどの面から幅広く検討してください。
一口に中砕機と言っても、構造の違いによってさまざまな種類があります。 主なタイプは以下の9種類です。
粗砕機は、大きなものを数cm程度まで砕く機械です。中砕機は、それより細かく、数cmを数mm程度に粉砕する機械のことです。
粉砕機は、粉砕材料をどの大きさまで粉砕するかによって、粗砕、中砕、微粉砕、超微粉砕などに分けられています。
製品の中には、粒度の調節により、粗砕機と中砕機を兼ね備えた機械もあり、ニーズに合わせて使い分けることも可能です。
中砕機は、食品工業用として、麦、米、そば、雑穀、飼料、おこし種 玄米、ティーバック、コーヒー、菓子種、澱粉、砂糖、各種調味料、海草、スパイスなどの粉砕、化学工業用として、染料、化粧品、肥料、牛骨、漢方薬等の原料の粉砕などに利用されています。
また近年は、ペットボトルや車のバンパーなどのプラスチック成型品など、リサイクル目的での粉砕にも使われています。
中砕機と一口に言っても、コーンクラッシャーやカッターミル、スタンプミルなど構造の違いによりさまざまな種類があります。
特に近年は、調味料、嗜好品、健康食品、新機能素材などで付加価値の高い少量多品種の製品の需要が増えており、少量生産機や、米粉などの専用粉砕機なども製造されています。
粉砕機は、対象物と生成するものの大きさに合った機械を使うことが大切です。導入の際には、中砕機の特徴や使用法をよく把握して、使用目的に合ったタイプを選択してください。
※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)
(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2