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製造現場などで未だ手作業で行われていることも多い、材料のほぐし作業。ここでは、現場の作業効率や労働環境を改善してくれる粗砕機のメリットをご紹介します。
製造業では、各種原料が粉末状にされ、運搬・保管のために袋詰めされています。長期間保管された材料は、圧縮されて中身が固形化することも少なくありません。
固化した材料を使用するためには、もとの大きさ・形状までほぐす必要がありますが、そうしたほぐし作業がいまだ人力で行われている現場が多いのが現状です。
1袋や2袋程度ならさほど時間はかかりませんが、何トン、何十トンもの量を人力で行うのは膨大な時間がかかります。粗砕機なら、人手をかけずにスピーディーにほぐすことができ、作業効率アップをサポートしてくれます。
固化してしまった原料をほぐすため、重い袋を持ち上げて床にたたきつけたり、重いハンマー等で割るといった重労働を行っている現場が多くあります。
これでは時間がかかる上、腰痛や熱中症など、作業員の健康被害が多発したり、重労働を理由にした退職を止められません。
粗砕機なら、簡単な構造の機械を操作するだけでスピーディーにほぐすことができ、労働環境を改善してくれます。
袋詰めの粉末原料などが固化した場合や、氷結させたものを砕く場合、棒で袋を叩いたり、床に叩きつけることで、中身だけでなく、袋まで破れてしまう場合があります。袋が破れた分のコストまでかかってしまいます。
袋体のまま材料をほぐせる粗砕機なら、袋を傷つけたり破くことなく、中身だけをほぐすことが可能です。また、内容物が偏った袋も均一な厚みに整袋することができます。
人力ではどうしても、ほぐし方にムラができ、一部だけほぐせていない場合があります。均一にほぐせないと、製品の品質低下を招いたり、仕込槽等に投入するときに液体の跳ね返りで薬傷を負ってしまう恐れがあります。
粗砕機を使うことで、袋全体を均一にほぐすことが可能です。品物の固さに応じて圧接力を調整できる機械なら、柔らかい物が入った袋にも安心して使用することができます。
粉体材料の中には、保管している間に固化してしまうものがあります。
固結したまま納品したり、次の製造工程へ流してしまうと、「原料が固まって釜へ投入しづらい」「撹拌翼に塊が当たり衝撃が大きい」「溶けにくく作業時間がかかる」などさまざまな問題が発生する原因になってしまいます。
固化した粉体材料を製造時の状態までほぐし、さまざまな問題を解決してくれるのが粗砕機なのです。
粗砕機は原料に力を加えて破砕を行う仕組みになっており、「衝撃式破砕機」「圧縮式粗砕機」「切断・せん(剪)断式粗砕機」に分類できます。
連続投入式は、対象物を投入口に入れるとエンド側から粉体が出てくる形式になっています。一方リターン式では、対象物が完全に粉砕されるまで投入と破砕を繰り返します。対象物によって使い分けることが大切ですが、破砕したい対象物が多い場合は連続投入式の方が便利といえるでしょう。
粗砕機ではさまざまな素材をほぐしたり砕いたりすることができます。たとえば食品では、固化しやすい砂糖や塩はもちろん、ココアやキャラメルなども可能。微粉砕ができるタイプなら乾燥ネギやみかん皮なども解砕できます。
また、医薬品などの取り扱いに注意が必要な素材の場合は袋のままほぐせる粗砕機がおすすめ。作業員が素材に触れることなく解砕作業を行えます。
そのほかにも資材や飼料、廃棄物など、粗砕機はさまざまな業界で活用されています。
食塩や砂糖類、乳製品、クエン酸といった食品類から、化学薬品の粉末結晶、医薬品、樹脂、ゴムペレット類、工業薬品、肥料など、さまざまな原料のほぐし作業に使われている粗砕機。粗砕機を使うことで、作業効率アップ、省人化、労働環境の改善、袋体を破かずまんべんなくほぐせるなど、さまざまなメリットがあります。現場でのほぐし作業に限界を感じている方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
※選定条件:「粗砕機」を取り扱うGoogle検索上位26社の中で、現在袋体のまま粗砕する機械は3種類だけになりますので、3種類の機械をご紹介します。(2021年8月3日時点)
(※1)2021年9月時点 参照元:平野整機工業株式会社 公式HP「新着情報」http://www.hiranoseiki.co.jp/news/?p=2